ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する。


大盛りご飯

独立したら飲食店をコアにしていろいろと経営したいと思っているので、気になる本は読むようにしているのですが、こんな本を見つけました。

うーん、まさに島田紳助さんの絶頂期に書かれた本ですね。2007年。

この2007年というのがすごい。まだソーシャルが一般的でない頃のお話です。しかし書いてあることは、このソーシャルメディア全盛の世の中で最もコアとして言われていること。

すなわち、仲間であったり、人を集めるのではなく人が集まる仕組みであったり。商売センスのある人からすると、そんなのは時代に関係なく当たり前のことなのだなと実感。

薄い本ですが、そういう認識で読むとなかなかに深いものがあります。

気になった部分を引用しますね。

・漫才師になることを目指していた頃、僕は売れている先輩芸人の漫才をすべてノートに書きとめて、どこでお客が笑うのか、どこでお客は引いてしまうのか、人が笑うパターンを徹底的に分析して、自分の漫才のネタを練り上げていった。

・なぜなら、その常識は、失敗している店の常識だからだ。繰り返し書くが、本当に成功している店は、100軒のうちの1軒なのだ。

・従業員が満足して働ける環境を整えれば、サービスの質は自然に向上し、その結果としてお客さんの満足度も高まるというわけだ。

・精神面での労働力というのは、たとえば創意工夫する能力だ。強制的に仕事をさせるやり方では、人の創意工夫の能力を引き出すことはできないのだ。人の心は、自由なときにその本来の能力を発揮する。

・なぜなら、バーというものは、お客さんが作るものだからだ。どんなに店の内装に凝って、優秀なバーテンダーを置いて、いい酒を揃えたって、1人でも大声で騒ぐお客さんがいたらすべては台無しになる。

・話はちょっと脱線するけれど、僕は夜中に友達と遊ぶとき、銀座のクラブみたいな、横に女の人が座る店にはめったに行かない。変な言い方だが、あれは向こうがこっちを楽しませようとする場所だから、僕には面白くもなんともない。役に立たないなあと思う。

・他人のために何かをできる人と組みたいと思うのは、他人のために力を出せる人が、真剣に自分のために頑張ったとき、そこに大きなパワーが生まれることを知っているからだ。

・そんな場合は、「そんなにお金遣うてもろたらあきません。お勘定が高うなるからやめて下さい。」というのが、店の正しい姿勢だと思う。痩せ我慢をしてでも、いつものように正直な商売をしなくてはならない。

・儲けばかりを考えていると、お客さんだけでなく、従業員にも悪い影響を与える。そういう商売をしていると、お客さんの笑顔や、お客さんの感謝の気持ちに触れることができないからだ。(中略)お金以外にも喜びがなければ、いい仕事はできない。

・神様の摂理と言ってもいいかもしれない。お金があろうがなかろうが、人は幸せに生きていける。お金は便利なものだけど、人生の幸せとは無関係なのだ。それだけは、断言できる。

ふむふむ。この人は商売をわかっている。勉強させていただきました。

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書)島田 紳助 幻冬舎 2007-05
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by ヨメレバ

2014-01-25 | Posted in 勉強した本Comments Closed 

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